2007年7月5日木曜日

人間には肉体があり、魂がある

人間には肉体があり、魂がある。しかしこれだけでは平凡な人間たい。この魂が霊気を発して何事かをなす時がある。それが創造という仕事たい。学問でも芸術でもすべて、この魂の霊気が天に通じなくては、天からのひらめきは降りてこん。
(中略)
ひらめいても行動ば開始せんやったら一文の値打ちもなか。人間の価値は行動で決まる。行動に駆り立てるものは魂たい

古賀十二郎が名妓愛八に語った言葉
(なかにし礼「長崎ぶらぶら節」新潮文庫より)