2007年2月19日月曜日

生きるとは

生きるとは、<運命>と<宿命>の狭間に身をおきつつ、それを素直な気持ちで受容することである。耐えて、投げださずに、生きつづける。それしかない。そうすれば運命と宿命の結び目が、ひょっとして思わぬもつれかたや、ほどけかたをする場面に、出会うかもしれないと私は思う。

五木 寛之

「人生の目的」(幻冬舎文庫)